「京都旅行」と言えば、
すぐに「そういえば修学旅行で行ったなあ」と
思う人も多いのではありませんか。
観光バスで忙しく回った記憶や、
地図を片手に必死にお寺を探した記憶がある人も
多いのではないでしょうか。
最近の修学旅行は、
生徒達がグループごとに
タクシーを貸し切って回ることが
主流らしい。
何とも贅沢な話。
親の世代と共通している事といえば、
風景を楽しむ余裕もなく、
ひたすら写真を撮ったり、メモをとったり。
それはそれでいい思い出になっていますけれど、
大人になった今、
あの頃見過ごしていた「京都の風景」を
きちんと見たいと思いませんか。
桜の季節もいいけれど、
しっとりと紅葉を見ながら夫婦で語り合う・・
というのもいいですね。
鮮やかな紅葉は
「頑張って来た自分達夫婦へのご褒美」として
目に飛び込んでくるのではないでしょうか。
紅色の鮮やかな葉、それに合わせて
もみじ柄の着物を着てみましょうか。
ちょっと昔を思い出して
彼の一歩後ろを歩きながら手を繋いだりして。
京都の秋はいつもと違う感情を引き立たせます。
紅葉のベスト時期とスケジュールの組み方で無駄なく楽しむ!
秋に京都へ行けば、
どこでも紅葉が楽しめると思っている人は多い筈。
けれど、地域によって
紅葉の時期が微妙に違います。
せっかく訪れても
「ちょっと早かった」とか
「一歩遅かった」とか
という事もあるでしょう。
そんな失敗をしない為に、
きちんとスケジュールを組み立てましょう。
紅葉の時期は
- 山間部(高雄・大原・貴船)⇒11月中旬
- 嵐山・東山・洛北 ⇒11月下旬
と、おおむね2つの時期に分かれています。
その年の冷え込みようによって、
色づきが早い時期と遅い時期があり、
その差は10日前後と言われています。
例えば、源義経で有名な
鞍馬山や貴船神社の紅葉は11月上旬になり、
清水寺など有名どころの紅葉は
11月中旬から下旬にかけて。
さらに下賀茂神社などは12月上旬まで楽しめる。
北から回るか、
中心部から巡るか、
時間を有効に使いながら巡りたいですね。
どこらへんを中心に回るのか、
時期はいつ頃にするのか。
たった一か月の間でも
紅葉の時期は違うため、
予定を立てたら紅葉前線の動きに目を光らせて。
無理と無駄のない
スケジュールで楽しみたいですね。
紅葉京都巡りおススメのルート見どころ
今年の紅葉はいつ頃始まるのかな。
しっかりカレンダーと天気予報をチェックしつつ、
いざ「そうだ!京都へ行こう」と思ったけど、
「はて?どこをどう回ったらいいのかしら」
と思う方も多い筈。
修学旅行生とかちあって
せわしない気分になったら台無し。
そうかといって鞍馬山で天狗退治・・
はまた別の機会に。
という事で、
今回はちょっとおススメのルートを
こっそり教えちゃいます。
- 嵐山―嵯峨野コース
嵐山の渡月橋から愛宕念仏寺までの
約4・5キロを歩くルートです。
紅葉を巡りながらゆっくりと竹林の中を歩く。
大人にしかわからないロマンチックなルートです。
嵐山の渡月橋を渡って、
竹林の中に佇む「野宮神社」へ。
「源氏物語」で六条御息所の娘である
斎宮(後の秋好中宮)が伊勢に下る時に
潔斎をした場所と言われています。
「紅葉の馬場」と呼ばれ参道がある
二尊院でたっぷりと鮮やかな葉の色を楽しんだあと、
祇王寺へ足を運べば、かの平清盛が愛した
白拍子・祇王の面影を感じます。
サクサクと枯れ葉を踏みながら歩けば
秋を感じる事間違いなし。
時間があれば、
落柿舎や時代劇の舞台となってきた大覚寺。
それからさらに太秦まで足を運んでもいいでしょう。
- 東福寺―青蓮院コース
約3キロコース。
京都屈指の紅葉の名所である「東福寺」を見て、
有名な清水寺へ行けば、
ちょっと修学旅行を思い出すかも。
高台寺は秀吉の妻、ねねゆかりのお寺。
紅葉の色に重ねた夫婦の年月を見るかもしれません。
格調高い青蓮院は
皇室にゆかりのある場所でもあります。
お抹茶を飲みながら、二人の会話も弾みます。
いかがですか?
これ以外にも京都には様々なルートがあります。
ムードに合わせて、
あるいはおいしいものを食べたい!と
目的を考えて楽しく計画を立ててはいかが?
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