まず、シルバーウィークには
種類があると聞くと驚きませんか？
これが、なんと三種類もあります。
いま気になっているシルバーウィークは、
その内の一つなのですが、
まずは、それじゃないウィークの話から始めます。
一つ目、忘れられた「シルバーウィーク」。
1950年、日本の映画会社が宣伝用語として
使用した「シルバーウィーク」。
春の「ゴールデンウィーク」というのも、
同じく映画会社の宣伝用語で、
和製英語です。
「ゴールデンウィーク」は
すっかり世間に定着しましたが、
秋の「シルバーウィーク」の方は
普及することなく消えて行きました。
次は、受け入れられなかった「シルバーウィーク」。
2007年、5月。
当時与党の自民党と公明党との間で、
秋に大型連休をつくる構想が持ち上がりました。
「体育の日」、「勤労感謝の日」を移動させることで、
５連休から最大９連休になる大型連休の構想です。
しかし、「勤労感謝の日」が
古くからの国の祭典に由来するもので、
移動させてしまうと
祝日の本来の意義が失われてしまうと
反発意見が続出し、
実現することなく消えました。
そして残るは、実現した「シルバーウィーク」。
9月にある秋の大型連休のことです。
その名前の由来は、
連休に敬老の日が絡んでいるから、「シルバー」
というわけでは、ないのですよ。
シルバーウィークの語源とは？いつからシルバーウィークって出来たの？
この連休が実現するには、
いくつかの祝日に関する条件が必要です。
まず、ハッピーマンデー制度で
「敬老の日」が9月第3月曜日になったこと。
次に、1985年に祝日に挟まれた平日は
祝日になる「国民の休日」ができたこと。
そして、秋分の日は暦の計算により
毎年変わるのですが、
9月21日・22日・23日のいずれかで、
かつ水曜日であること。
この条件が揃うと
４連休または5連休が発生し、シルバーウィーク誕生です。
「シルバーウィーク」という名前は、
2009年に三菱電機ビルテクノサービスが、
「2009年9月（の連休）に名前をつけるとすれば?」
という質問（自由回答）を会社の公式サイトで行ったところ、
「シルバーウィーク」が一位になりました。
この結果が
テレビやインターネットで報道され、
旅行会社などが宣伝文句として使用したことで、
一気に定着したのです。
ちなみに２位は「オータムウィーク」だったそうです。
ゴールデンウィークとは違う！シルバーウィークにしかできない楽しみ方
連休といえばお出かけ、旅行。
「シルバーウィーク」は、お出かけするにもいい時期です。
この時期ならではの楽しみ方があります。
まだ夏の思い出が足りないという方は、
南へ向かいましょう。
沖縄ではまだ海の季節。
台風の季節でもありますが、
海に入ることが十分できるため、
泳いだり、はしゃいだり、過ぎ行く夏を楽しみましょう。
また本格的な秋を楽しみたいという方は、
北へ向かいましょう。
北海道では日本一早い紅葉シーズン到来。
秋の深まる北海道で、紅葉狩りから味覚狩りまで
雄大な自然を満喫しましょう。
そして、その気になれば
海から紅葉まで一気に味わう
豪華プランを組むことができるのです。
「シルバーウイーク」その威力は絶大ですね。
まとめ
「シルバーウィーク」の語源は、
アンケートの結果なため、
みんなで付けた名前と言えますね。
連休が大型化するかどうかは、
秋分の日の日付、曜日によるため、
今まで「シルバーウィーク」が発生したのは、
2009年、2015年の2回しかありません。
さらに次に発生する年は
2026年とかなり先のこと。
そこまで待ちきれない。
有給を使えば
自前で「シルバーウィーク」を作れるため、
この季節ならではの楽しみを
是非味わいたいですね。
そして2026年にはさらに、はしゃぐしかない。
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