深夜に突然喘息の発作は命の危機!?意外と対処が難しい大人の喘息

健康

夜中に突然息苦しくなり、

治まるまでは数日間夜も眠れない…

幼いころ、

そんな喘息の発作に苦しめられた人

いますよね…?

 

気管支喘息は呼吸器の分野で

もっともポピュラーなアレルギー性の病気で、

全国に450万人、世界中に1億人の患者がいます。

 

しかも、治療法が進んだとはいえ、

いまだに3000人余りの人が

命を落としているのですから

あなどれません。

 

それでは、そんな喘息の発作の

メカニズムを紹介しましょう。

 

 

喘息が引き起こされる仕組み

 

 

喘息の発作をわかりやすく例えれば、

『花粉症で鼻の中に起こることが、肺の中で起きている』

ということ。

 

まず、アレルギーの源が

肺の通り道(気道)にくっつきます。

 

すると、それらをIgE抗体という

免疫細胞が迎撃してしまい気道がかぶれます

 

そうなることで、

気道がけいれんを起こして狭まり、

さらに、アレルギーの源を追い出そうと

痰を分泌するため、息ができなくなるのです。

 

いったん発作が始まると

第二波、三波と悪循環の連鎖が続き

慢性化すると一週間以上も長引くこともあるのです

 

 

気軽にできる喘息の予防治療

 

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では、そんな喘息にどう向き合えばいいのでしょうか。

 

ひと昔前の喘息の発作には、

気管の炎症を抑え気道を拡げる

という対処療法しかありませんでした。

 

今はそんなことより、

まず、元から発作の原因を断つという

『予防療法』が主流の治療法になっています。

 

わかりやすくいうと、

『アレルギーの源が来ても、

(IgE抗体が大暴れしないように薬や吸入で備える)

という方法です。

 

喘息はその場では

治まっているように見えても

実は…

気道の炎症は、えんえん続いています。

 

ですから、気管支を拡げ、

炎症を抑える措置をしても、

その効果が切れれば、

簡単にぶりかえしてしまうのです。

 

 

続けることが安心への近道

 

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喘息の治療法は

毎日、発作を軽くしてしまうための薬を飲み

 定期的に肺に直接、抗アレルギー薬を吸入する

という予防療法と

 

それでも発作が起きてしまった時にはゆっくり長く効く方法と、早く効く方法と二面作戦で応じる

という発展形の対症療法の

 

二本立てでやっています。

 

花粉症の治療やアトピーの治療方法が

喘息にも活かされ始めたのです。

 

それでも、ちょっと安心しきって

予防治療を放置してしまうと…

 

まったく備えがない状態で、

思わぬタイミングで

大発作をぶりかえしてしまうことになるのです。

 

『こつこつと続けていくことが、喘息の一番の治療法』

 

このことを心にとどめて

地道に予防治療をやっていけば、

喘息はそんなに怖いものではなくなるのです。

 

安心してください、

喘息はコントロールできる病気なのです。

コメント

  1. ichisaki より:

    参考になりました

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